木曜日まで日付を戻させていただきたい。まいどのことでスミマセン。
仕事中、昼前にヨメサンから携帯へメールが入ってきた。「ナオがこけて頭を打った」、でもたぶん心配ないから大丈夫、とのこと。(註:ナオは1歳6ヶ月になりました)
すぐに職場から離れて電話してみる。たいしたことない、様子を見ているからと云う。近所のママ友から6時間何もなければまず問題ない、と云われたらしい。その間、顔色が極端に悪いとか、吐くとかじゃなければ大丈夫と聞いたとのこと。
それで、そのくらい経った 15時くらいにまた電話してみると、
「ちょっと様子がおかしいかも」
そして状態を聞いているうちに「あ、吐いた。またあとでかけるから」と一方的に電話を切られた。
その時点でこちらは顔面蒼白。
少ししてから再度電話してみるが、まったくつながらない。
それからは仕事が全然手につかなくなり。家に戻ることにして職場を出た。
(長くなりますので切ります、今ナオは無事元気にしてますので)
電車の中でヨメサンに、今戻っているとメール。すれ違いのようにメールが返って来て、二人で病院に向っているとのこと。
僕もそのまま病院へ直行することにした。
この間、いろいろ嫌な想像が頭に浮かんでは消え、していたのだけれど、(ナオは人一倍丈夫だから大丈夫) と自分に云い聞かせながら病院内の救命センターへと着く。
待ち合い所に二人を見つけた。ナオはヨメサンに抱かれながらぐったりしてて、僕の顔を見ても反応無し。
そのまますぐに診察室へ入った。
いろいろと質問されて、彼をベッドに寝かせた。やっぱり反応がおかしい気がしてますます暗い気持ちになってくる。
CT で脳の様子を見てもらうと、頭の骨にヒビが入っているとのこと。
出血は無いからまず大丈夫だろうけど。安静にして様子を見る必要があるから入院してくださいと云われた。
その時僕らは待合所にいて、ナオは ICU に移動して採血と点滴を着けてもらっているのだが、ずっと泣き通しの声が聞こえてくる。
入院の手続きとか、説明とかを聞いたのだけれど。田舎者の感覚なのか、母親は一緒に泊まれるものと思っていたら、それはできないと云われて、また辛い気持ちになってしまった。
さらに面会は 15時からとのことで、明日になっても 15時までは彼に会えないと思うとさらに暗くなってしまう。
もう一度ナオに会うことができたのだが、診察着を来て、点滴の管がつながっている状態は、親にはけっこうショックなもので。
ナオにおやすみを云って外に出るのがすごく辛かった。
何度も待合所と診察室と ICU とを行ったりきたりしているうちに、もう 22時近くになっていたと思う。
二人だけでバスに乗って家へと向かう。
ヨメサンが、ぼそっと云った。
「二年前まではこんな感覚知らなかったよね」
そうだね、と答えた。
家に着いて途中で買ってきたコンビニのパンを食べて、就寝までなんとなく過ごした。
すでに金曜は休みをもらえるように連絡を入れていたので、夜更ししても良かったのだが、僕はそこそこの時間に布団に入った。寝られるか心配だったのだが、逆に精神的疲労があったようですぐに眠りに落ちた。
次の朝、ヨメサンが普通に起きて掃除、洗濯を始めるのが聞こえてきた。僕はというとだらだらと布団に丸まったまましばらく過ごす。
二人の性格の違いが出てて、こういう時、僕は何も手に付かないタイプ、ヨメサンは何かして気を紛らわすタイプ。
それでも8時すぎくらいには起きて昨日買っておいた、朝食を食べた。
ヨメサンは入院の準備をきちんと終らせていた。
二人で 15時までに買い物をして来ようかと話していたときにヨメサンに電話がかかってきた。10時くらいだったと思う。
こんな時間に電話がかかってくるとは聞いていなかったので、(ナオになにかあったのか?) 血の気が引いた。
僕も彼女の携帯に耳を付けて話を聞く態勢になった。
テンションが低い声でしゃべっているのは、脳神経外科の先生。
「検査しましたが問題ありませんので迎えに来てください」
ヨメサンと二人抱き合って泣き、すぐに家を出て病院へ向かったのだった。


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