母乳
ナオトは、粉ミルクで育っている。
母乳はあげていない。
・・・。
こう言うと、どう思われるんだろう。
ヒドイ母親って感じなのかなぁ。
なぜ、子供のことを聞くとき、性別と月齢のあとに、
「母乳?」
と聞くんだろう。
なにげに少し、傷つく。
でもそのあと、
「なんで?」
と聞いてくれると、まだ少し救われる。
本当は、完全母乳で育てるつもりでいた。
でも、陥没だったり知識が無かったり
産院に、ミルクあげろと言われたりして
結果的に、完全人工乳になってしまった。
0ヶ月のときは、
授乳のたびに1時間くらい泣かせた。
吸い付かなかったり、
吸い付いてもすぐやめてしまって、
延々泣く。
それでもミルクは制限して、
完全母乳を目指していた。
少しずつ、ほんの少しずつではあるけど、
飲んでくれるようになった。
でも、一ヶ月検診のとき、
200グラムくらいしか体重が増えていなかった。
産院で、
「ミルクを飲むだけあげなさい」と言われた。
「それじゃあ母乳ますます飲まなくなりませんか?」
と聞くと、先生一言。
「これじゃあ赤ちゃんひからびちゃうよ」
言うかフツー、そういうこと。
産婦人科医がっ!
と、思いつつも、医者に言われてびびったので
その日から、飲むだけあげることにした。
1時間泣かせるのも、
赤ちゃんが疲れるからやめるようにと指示を受ける。
結果、案の定、完全に母乳を拒否するようになった。
ナオト1ヶ月、
搾乳だけは続けた。母乳は相変わらず拒否。
ナオト2ヶ月、
桶谷式助産院に通いだす。
いい乳首にしてもらうも、吸ってくれない。おお泣き。
「泣けばミルクくれるって覚えちゃったね」と助産師さん。
だって産院でやめろって言われたんだもん。。。
2,3時間ごとに搾乳は続ける。しんどい。
で、ナオト3ヶ月、
母乳を諦める。
搾乳でかろうじて維持していただけなので、
ほとんど張ることもなく、あっさり止まる。
やれることはやった、という自負はある。
でも、母乳をあげられなかった罪悪感みたいなものが残る。
納得してやめたつもりだけど、でも悲しい。
そう何度もなかったけど、
んぐんぐおっぱいを飲むナオトを見ると
すごく幸せな気分になった。
あの産院じゃなければ、とか、
母乳外来とか助産院に、生まれる前に通うべきだったとか、
色々後悔もある。
だから、次に子供を産むときには、
最大限できることをしようと思う。
幸い、ナオトのおかげで少しは陥没が改善されたし。
待ってろよー、
次男か長女っ。
君のためには母乳が用意されているっ!はずっ!!

